提携カードの審査基準を徹底解説!特徴、メリットまとめ
「イオンカード」や「楽天カード」「ビューカード」「ANAカード」など、クレジットカード会社と国際ブランドに加えて企業が提携して発行しているクレジットカードのことを全て「提携カード」と言います。プロパーカードと呼ばれる「アメリカン・エキスプレスカード」「ダイナースクラブカード」「JCBオリジナルシリーズのカード」以外は、提携カードと呼ばれるクレジットカードです。
プロパーカードに比べて、提携カードはたくさんの種類、サービスがあります。提携カードの審査基準はどのようなものでしょうか?今回は、その提携カードの審査基準について紹介していきます。
提携カードとは?
提携カードとは、ショッピングセンターや航空会社、鉄道会社などの企業がクレジットカード会社と国際ブランドと提携して発行するクレジットカードのことです。様々な企業が提携カードを発行しているので、その種類も様々です。
提携カードには、「提携先の企業の利用者を増やす」「提携先の企業のサービス利用回数を増やす」「提携企業の知名度を上げる」「提携企業が加盟店手数料を得る」という目的があります。そのため、ポイント還元や商品との交換、マイルが貯まるなど提携企業独自の特典が付帯しており、カード会社と提携企業の両方のサービスが受けられることから、別名「ダブルカード」とも呼ばれています。
提携カードの特徴
提携カードは、提携カード発行の目的に提携先企業の顧客戦略があるため、年会費が無料または少額で申込みやすいという特徴があります。また、同じような理由で、審査にも通りやすいです。
提携カードで決済すると、クレジット決済ポイントと提携先のショップ利用ポイントの両方が貯まるので、ポイントの二重取りができるというのも、プロパーカードにはない特徴です。提携カードで決済をしなくても、提携カードを店舗で提示して、現金で支払いを行ってもポイントをもらうことができるものもあります。
提携カードのメリット
「提携カード」のメリットは、カードを発行する企業のサービスや特典を利用することができる点です。
先述したように、提携先の企業の利用者を増やしたり、サービス利用回数を増やすという目的があるため、年会費無料のものが多く、審査基準が低く、手軽に発行できることが「提携カード」のメリットです。提携先の優待や特典も様々で、自分のライフスタイルに合ったクレジットカードをたくさんの種類の中から選ぶことができますので、生活費を節約することにも役立ちます。
また、プロパーカードと比べて、ポイントの還元率が高いこともメリットです。プロパーカードの還元率は0.5%のものがほとんどなのに対し、提携カードではポイント還元率が1.2%〜2%の高還元率のものも存在します。
提携カードの審査基準
プロパーカードの審査基準が全体的に厳しいのに対して、提携カードの審査はカードの種類によって様々です。
どの提携カードでも所定の審査はありますが、提携カードは年収の少ない方やアルバイト・パート勤務の主婦や学生でも審査に通りやすいです。専業主婦や18歳以上の学生で本人に収入がなくても、配偶者や家族に収入があれば審査を通過することができます。また、提携先企業のサービスを利用している方は審査に通りやすい傾向があります。例えば、docomoが発行している「dカード」は、docomoで優良な利用履歴があると、審査で優遇される可能性があります。
提携カードは、審査に通りやすいと言われていますが、他のクレジットカードでの支払いの遅延や借金の返済の滞納がある場合は、審査に通る可能性は低くなるので注意が必要です。
まとめ
提携カードは、ショッピングセンターや航空会社、鉄道会社などの企業がクレジットカード会社と国際ブランドと提携して発行するクレジットカードです。企業の利用者の増加やサービスの利用回数を増やすことが目的とされているため、学生や専業主婦、年収の少ない方でも審査に通りやすく、各企業の優待や特典とクレジットカード会社の特典を二重取りできるメリットがあります。
提携カードは、使えば使うほどお得になるクレジットカードです。いつも利用するスーパーやネットショッピング、鉄道会社など、提携カードの種類やサービスも様々なので、自分の生活に密着している提携カードを選んで、節約につなげて行くと良いでしょう。