審査での奨学金の扱いはこうなっています
奨学金は融資制度のため返済する必要がある
裕福な家庭に生まれた学生であれば、大学に通う場合親から学費やその他諸々の経費を出してもらう事が可能ですよね?裕福な家庭ではなくてもある程度の収入がある家庭であれば、親から学費やその他諸々の経費を出してもらえるかも知れませんけど。
ただ、すべての学生の家が裕福やある程度収入がある家庭とは限りませんよね?中には毎月の生活が厳しい家庭に生まれたけど、何とか大学に進んで勉強をしたいという方がいると思います。
そんな時に学費の面で助けになってくれるのが奨学金と呼ばれている、学費を貸してくれる=融資を行ってくれる制度があります。そして、奨学金=融資になりますので、大学を卒業して就職したら返済する必要があるんですよね。
しかし、中には大学卒業後に就職しても毎月の生活が厳しくて奨学金の返済が滞ってしまう方がいます。返済が滞る=金融業界で言うところの延滞に当たりますが、実は奨学金の延滞とクレジットカード審査には意外な関係があったのです。
主に奨学金制度を扱っているのは日本学生支援機構(JASSO)
大学進学のための奨学金制度ですが、主に扱っているのは独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)になります。日本学生支援機構という名称からも分かると思いますが、このJASSOは奨学金の他にも留学生支援や学生生活支援など、学生がよりよい環境で勉強できる環境づくりのお手伝いを行っています。
このJASSOがあるおかげで、快適とはいかないまでも十分な学生生活を送っている方は多いのではないでしょうか?学生は大学生活において幅広い知識、または専門知識を身につけて大学卒業後の生活に役立てて欲しいところです。
っと、少し話が逸れてしまいましたが、平成20年10月までのJASSOは個人信用情報機関へは加盟していなかったのですが、奨学金を滞納する方が増えてきたため平成20年11月から全国銀行個人信用情報センター(KSC)に加盟したのです。
個人信用情報機関へ加盟=クレジットカード審査に影響が出る
JASSOが全国銀行個人信用情報センター(以下KSC)に加盟したという事は、奨学金の支払い情報がKSCの信用情報に登録される事になります。
信用情報に奨学金の支払い情報が登録されるという事は、毎月きちんと奨学金の返済を行っていれば良好な支払い情報が審査で重要なクレジットヒストリーとして登録される=クレジットカード審査では有利になります。
ただ、奨学金の返済が滞ってしまう=延滞してしまうと信用情報にもその旨登録されてしまいますので、結果審査では不利になってしまうのです。
もっとも、クレジットカード審査では、審査の際に加盟している個人信用情報機関の信用情報を照会しますので、信用情報に延滞情報が登録されているとその時点で審査に落ちる可能性があります。
ですので、奨学金の利用を現在および将来的に考えている方は、その返済は毎月きとんと支払う必要があるという事を頭の中に入れておいていただければと思います。